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【徹底解説】セメント瓦の耐用年数!塗装や葺き替えタイミングも紹介

セメント瓦・寿命

この記事の監修者兼ライター

工藤 あきこ|建築士ライター

福岡在住の建築士ライター。設計事務所でのアシスタントを経て、リフォーム会社の営業設計として勤務。補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当した。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。日々の幸せは夫や息子と談笑すること。

ご自宅のセメント瓦があと何年もつのか気になっていませんか?

外から屋根を見たとき、色あせやひび割れがあると「屋根は大丈夫だろうか...」と不安になるものです。

セメント瓦の耐用年数は、一般的に30~40年といわれています。瓦の寿命は屋根を塗り替えても延ばせません。もしご自宅が築30年を過ぎているのなら、葺き替えを検討しましょう。

また、たとえ築30年経っていなかった場合でも、塗り替えや補修は必要になります。なぜなら、セメント瓦はメンテナンスを怠ると、瓦自体がもろくなり雨漏りしやすくなってしまうからです。

この記事では、セメント瓦の耐用年数劣化の兆候に関する正しい知識にくわえて、塗装や葺き替えなどのタイミングもわかりやすく解説しました。

記事を読めば「今、自分の家は何をすべきか」がわかります。 屋根の健康を守ることは、家族の安全を守ることです。ご自宅の築年数や状況にあったメンテナンスを計画的におこない、家族と長く安心して暮らしましょう。

このような方におすすめ

  • セメント瓦の判別方法、耐用年数を知りたい方
  • セメント瓦の劣化を確認する方法を知りたい方
  • メンテナンス周期と費用相場を知りたい方
  • お得なリフォーム方法を知りたい方

※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
※2 お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります
※3 出張費には別途部材代、作業費が発生します
※4 施工内容によっては再発保証がつかない場合がございます

セメント瓦の基礎知識

セメント瓦・基礎知識

セメント瓦とは、セメントと砂に水を混ぜて造られた瓦のことです。耐久性、防火性、デザイン性に優れており、日本瓦より安価で製造しやすかったことから1970〜1990年代に日本全国で普及しました。

セメント瓦の長所と短所は下記のとおりです。

長所 短所
  • 高い耐久性、耐火性
  • デザインが豊富
  • 初期コストが比較的安価
  • 塗装などのメンテナンスが必要
  • 衝撃で割れやすい
  • 瓦が重いので耐震性が低くなる

セメント瓦のメリットは、丈夫で見栄えが良く、低価格な点です。しかし日本瓦と違って、塗り替えなどのメンテナンスが必要になる点がデメリットといえます。

安価でメンテナンスフリーの日本瓦や施工性に優れたスレート瓦の普及により、セメント瓦は現在ほとんど製造されていません

ご自宅の瓦がセメント瓦かどうか判別する方法

業者・ポイント

セメント瓦と日本瓦は形状が似ています。そのため、ご自宅の瓦がセメント瓦か日本瓦か判断に迷っている方も多いのではないでしょうか。

下記に瓦の判別方法をまとめました。ご自宅の瓦がどのタイプなのか把握するためにも、下記を確認しておきましょう。

判別方法 セメント瓦 日本瓦

(陶器瓦、いぶし瓦)

表面の塗装をみる 塗料の剥がれや色あせ 粘土の風合いや光沢
表面の質感をみる ザラザラ ツルツル
裏面の色と質感をみる セメントブロック レンガ

セメント瓦は表面に施された塗装によって水分の浸入を防いでいます。この塗装が瓦そのものを保護する役割を果たしているのですが、長年の風雨や紫外線にさらされると徐々に劣化していきます。そのため、年月が経つにつれて色あせしたり、塗装が少しずつ剥がれたりして、表面がザラザラとした質感になるのが特徴です。

いっぽう、日本瓦(陶器瓦、いぶし瓦)は、粘土を形作って焼きあげることから、全体的に丸みがあり、表面はツルツルし光沢があります。

瓦の表面

ご自宅に予備の瓦がある場合は、裏面を見てみましょうコンクリートブロックのようにザラザラでグレー色であればセメント瓦で、ツルツルしていれば日本瓦です。

日本瓦の場合は、裏面がレンガのようにオレンジ色であれば陶器瓦、表面と同じ色であればいぶし瓦となります。

瓦の裏面

判断が難しい場合は、必要に応じて専門の屋根業者に見てもらいましょう。

セメント瓦の耐用年数は30~40年

セメント瓦とその他屋根材の耐用年数は、下記のとおりです。

屋根材 耐用年数
セメント瓦 30〜40年
日本瓦(和瓦) 40~100年
ガルバリウム鋼板 30~40年
スレート(コロニアル) 15~30年
軽量セメント瓦 30~40年
金属瓦(ステンレス) 30~50年

セメント瓦の耐用年数は30〜40年で、日本瓦(和瓦)の40〜100年に比べると短いことがわかります。

築後30年を過ぎると瓦自体が劣化している可能性が高く、その場合は塗装しても耐久性を維持できません

セメント瓦の劣化症状

セメント瓦の劣化症状

セメント瓦の劣化が進むと、下記の症状が現れるのが特徴です。

セメント瓦の劣化症状

  • 塗膜の劣化
  • 表面の風化
  • ひび割れ
  • 瓦のずれ、割れ
  • カビやコケの発生

それぞれの劣化症状について詳しく解説します

セメント瓦の塗膜の劣化

セメント瓦・劣化

セメント瓦は、紫外線や風雨の影響により塗膜が劣化します。

具体的な劣化症状は下記のとおりです。

セメント瓦の塗膜の劣化症状

  • 色あせ
  • 塗膜の膨れや剥がれ
  • チョーキング
  • カビ、コケの発生

色あせは、劣化の初期症状です。さらに症状が進むと、塗膜の膨れや剥がれて、瓦の表面に触れると白い粉が付着するチョーキング現象がおこります。

また、カビやコケの発生も塗膜が劣化したサインです。塗膜の防水性がなくなると、雨水を吸収しやすくなり表面が湿った状態が続くため、コケやカビが繁殖しやすくなります。

放置すると劣化は加速するだけです。再塗装など早めの対策を検討しましょう。

セメント瓦の表面の風化

セメント瓦・風化

セメント瓦の塗膜が剥がれ雨水が浸入すると、セメントの成分であるカルシウムが流出し表面が風化します。

風化をしめす具体的な症状は下記のとおりです。

セメント瓦の風化症状

  • 表面がザラザラする
  • 瓦の表面がもろくなり、割れやすくなる

セメント瓦の主成分であるカルシウムが流出すると、瓦の中には砂だけが残るため、瓦の表面がザラザラしてきます。瓦の内部はスカスカになり、瓦自体の強度が弱くなって割れやすくなります

そのまま放置しておくと破損部分から雨水が浸入して雨漏りや下地材の腐食につながるため、定期的なメンテナンスなど対策が必要です。

セメント瓦のひび割れ

セメント瓦のひび割れは屋根内部に雨水が浸入するため、注意が必要です。

ひび割れの主な原因は下記のとおりです。

セメント瓦のひび割れの原因

  • 塗装の剥がれによる風化
  • 強風時の飛来物
  • 凍害や塩害

セメント瓦の塗膜が剥がれると、瓦が水分を含んで膨張、乾燥して収縮をくり返すため、セメント瓦に負荷がかかりひび割れが発生します。

また寒い地域や沿岸部では、瓦の凍結や海風に含まれる塩分で瓦が劣化するため、他の地域よりもひび割れしやすい特徴があります。

ひび割れはコーキングで補修できますが、あくまで応急処置です。そのまま放置すると雨水の浸入で割れや瓦の劣化が進むため、割れた瓦は部分交換するのがおすすめです。

セメント瓦のずれ、割れ

セメント瓦・ズレ・割れ

セメント瓦では、瓦のずれや割れが発生することもあります。

おもな原因は下記のとおりです。

セメント瓦のずれ割れが発生する原因

  • 風雨
  • 飛来物
  • 経年劣化

瓦がずれた箇所や割れた部分から雨水が浸入すると、下地材の防水シートや野地板(屋根の下地となる板)まで傷める原因となります。

いちど下地材を痛めると、高額な補修費用が必要になります。瓦のずれや割れを見つけたら、割れた瓦の交換や屋根全体の葺き替えなどを検討しましょう。

カビやコケの発生

セメント瓦・コケ

劣化したセメント瓦は、カビやコケも生えやすくなります。コケや藻はいちど生えると、雨でも流れ落ちません。コケが根をはると、瓦の表面に水分が長くとどまりやすくなるため、劣化スピードが早くなってしまいます

カビやコケが目立つようになったら、早めの洗浄や再塗装などのメンテナンスが必要です。

自分でセメント瓦の劣化を確認する方法

瓦の劣化状況を確認する方法

自分でセメント瓦の劣化を確認するには、下記の3つの方法があります。

確認方法 内容
地上から見上げる 瓦にズレや欠け、色の変化、コケの発生がないかなど瓦屋根の状態を目視で確認
カメラ、スマホを使う ズーム機能により遠い場所から細かいひび割れの確認や劣化している箇所を見つけて撮影
高所カメラ、ドローンを使う 2階の屋根まで詳しく確認

おすすめの高所カメラ、ドローンは下記のとおりです。

屋根の状況確認は、転落の危険がともないます。可能なかぎり地上から確認し、屋根にのぼる必要がある場合は専門業者に依頼しましょう。

【資産価値を左右】セメント瓦のメンテナンス周期、タイミング

セメント瓦のメンテナンス周期、タイミング

セメント瓦のメンテナンス周期、タイミングは下記のとおりです。

セメント瓦のメンテナンス周期、 タイミング

  • 定期点検:年1回程度
  • 屋根の塗り替え、補修:10~15年ごと
  • 屋根の葺き替え:20年目以降
メンテナンスをしないと、瓦が劣化して雨漏りしやすくなります。住宅の寿命を縮めないためにも、適切なタイミングでメンテナンスをおこないましょう。

定期点検:年1回程度

定期的な点検は、年1回ほど実施しましょう。季節の変わり目や梅雨の前に瓦の状態を確認しておくと安心です。

点検時の確認項目と点検方法は下記のとおりです。

点検時の確認項目 点検方法
  • 瓦のひび割れ、 ずれ
  • 塗装のはがれ
  • 棟瓦のずれ
  • コケやカビの発生
  • 地上からの目視
  • 2階窓からの確認
  • カメラやスマホのズーム
  • 機能を使った点検
  • ドローンや高所カメラを
  • 用いた確認

※棟瓦:瓦屋根の面と面が合わさる頂上部分に積まれた瓦のことで、雨漏りを防ぐ役割がある

台風や地震のあとは被害が出やすいので、プロの専門業者への点検依頼しておくと安心です。

屋根の塗り替え、 補修: 10〜15年ごと

セメント瓦の塗装をおこなうタイミングは、10~15年ごとが目安になります。なぜなら、塗膜の効果は10年〜15年で薄れるためです。

ただし前述したように、下記の症状を発見したら塗り替えの検討時期です。

セメント瓦の塗り替えを検討する症状

  • 塗装が剥がれ表面がザラザラしている
  • コケや藻、カビが発生している
  • 表面にチョーキング現象がおきている

セメント瓦・塗装の剥がれ

写真:チョーキング(外壁の表面が触ると粉状に白く剥がれ落ちる現象)

上記のような場合は10年を待たず、早めにメンテナンスをおこないましょう。

塗装ですむかどうかは、経年数や劣化状況によって異なります。工事の方法は、専門業者に相談しましょう。

屋根の葺き替え:20年目以降

屋根の葺き替え

築20年を経過していれば、屋根材を新しくする「葺き替え工事」を検討しはじめるのがおすすめです。セメント瓦だけではなく、瓦の下に設置された防水シートの寿命も近づいています

項目 耐用年数(目安)
防水シート 20〜30年
セメント瓦 30〜40年

防水シートは、セメント瓦をすべて取り除くタイミングでしか張り替えができないため、屋根を葺き替える際は防水シートも交換するようにしましょう。

葺き替えが必要なケース

葺き替えの検討が必要

屋根の葺き替えのタイミングは、築年数と塗装回数が目安になります。

屋根の葺き替えは、下記のいずれかのケースで必要です。

屋根の葺き替えが必要

  • 築30年以上たっている
  • これまでに瓦を3回以上塗り替えた

セメント瓦の耐用年数は30年〜40年のため、屋根はおそくとも築後30年までには葺き替えておくほうがおすすめです。瓦全体が風化によりもろくなっているため、塗装で耐久性が復活することはありません

また、これまでの塗装回数も葺き替えの目安になります。塗装の耐用回数は多くても2~3回が限度です。それ以上になると、塗膜が厚くなりすぎて割れやすくなります。また塗料が瓦と瓦のスキマを埋めてしまい、雨水をうまく排水できなくなり、雨漏りしやすくなります

セメント瓦は劣化すると、他の屋根材よりも雨を吸収しやすいのが特徴です。早めに葺き替えておくほうが得策です。

【注意】アスベスト対策が必要な場合がある

対策

アスベスト(石綿)とは、吸い込むと健康被害を引きおこす繊維状の鉱物です。

2004年以前に製造、施工されたセメント瓦であれば、アスベストを含んだ製品の可能性があります。セメント瓦を葺き替える場合はアスベスト対策が必要かどうか確認し、アスベストが瓦に含まれていれば、飛散しないよう安全に処理しなければなりません。

セメント瓦を葺き替える際は、事前に下記の手順で瓦にアスベストが含まれているかどうかを確認するのが一般的です。

瓦にアスベストが含まれているか確認する手順

  1. 事前調査(アスベスト含有の有無を確認)
  2. 含有が確認された場合は専門業者へ依頼

アスベストを含んでいた場合は、特殊な処理方法で撤去、処分するため、費用が加算される可能性があります。アスベストの含有は目視では判断できないため、早い段階で専門業者へ相談するのがおすすめです。

屋根材のメーカーと品番がわかれば、石綿総合ポータルサイトでアスベストが含有する建材かを照合できます。

セメント瓦を葺き替え工事をするメリット

セメント瓦を葺き替えるメリット

セメント瓦を葺き替えるメリットは、下記のとおりです。

セメント瓦を葺き替え工事をするメリット

  • 選ぶ屋根材しだいで耐久性、耐震性、耐風性をあげられる
  • 屋根全体を新築同様の状態にできる
  • 外観のイメージを変えられる

たとえば、ガルバリウム鋼板のような軽量で耐久性の高い屋根材を選ぶことで、屋根の重量が軽くなるので耐震性がアップします。

また屋根瓦を撤去するタイミングで瓦の下にある防水シートを取り換えれば、屋根全体を新築同様の状態にできるため、雨漏りのリスクを大幅に減らせます。

葺き替えでは和風か洋風のように外観のイメージを変えられる点も楽しみの一つです。

セメント瓦のメンテナンス費用相場

コスト

セメント瓦のメンテナンス費用相場は、下記のとおりです。

メンテナンス項目 費用相場
部分補修 3〜25万円
塗装 20〜50万円
葺き替え 150〜300万円

※足場代10〜30万円や諸経費が別途必要

実際の費用は施工業者や屋根の形状などによって異なります。

部分補修の場合

部分補修の費用相場は下記のとおりです。

修理内容 費用相場
瓦の差し替え 3~5万円
コーキング補修(瓦のひび割れ) 3~5万円
防水シートの部分補修 5万円前後
棟瓦の積み直し(部分) 10〜25万円

※足場代10〜20万円や諸経費が別途かかる場合あり

材料費が少額でも、作業員の人件費や足場などで想定以上の金額になるケースもあります。

塗装の場合

セメント瓦の塗装にかかる費用相場は、下記のとおりです。

塗装の種類 費用相場 耐用年数
シリコン樹脂塗装 20~30万円 7~15年
ラジカル制御型塗料 25~30万円 10~15年
フッ素樹脂塗装 30~40万円 15~20年

※建坪30坪の戸建て住宅の場合(足場代10〜20万円や諸経費が別途必要)

塗装にかかる費用は、使用する塗料の種類やグレードによって異なります。一般的につかわれるのはシリコン樹脂塗料で、耐用年数は7~15年が目安になります。

より長もちする塗料を選ぶなら、耐用年数が10~15年のラジカル制御型塗料、15~20年のフッ素樹脂がおすすめです。

全面を塗装するケースでは、足場の設置が法律で義務付けられています。

葺き替えの場合

屋根材の種類

セメント瓦から葺き替えをする場合の費用相場は、下記のとおりです。

屋根材 費用 耐用年数
ガルバリウム鋼板 150~210万円 30~40年
日本瓦(和瓦) 170~230万円 50~100年
防災瓦 180~240万円 50~100年
スレート(コロニアル) 100~170万円 15~30年
軽量セメント瓦 130~240万円 30~40年
金属瓦 180~300万円 40~80年

※建坪30坪の戸建て住宅の場合(足場代を含む)

ガルバリウム鋼板は、高い耐久性とメンテナンスの手軽さから人気があります。また瓦よりも軽いので、住宅の耐震性がアップする点も魅力です。ただし、セメント瓦とガルバリウム鋼板はデザインがまったく異なるので、葺き替え後は以前と外観イメージがガラリと変わります。

セメント瓦からなるべく外観を変えずに、耐久性のある屋根材に葺き替えたい場合には、日本瓦もしくは防災瓦がおすすめです。ただし、費用は他の屋根材に比べて高くなります。

屋根材それぞれにメリット、デメリットがあるため、何を重視するかでベストな屋根材は異なります。施工業者と相談しながらご自身に合った屋根材を選びましょう。

お得にセメント瓦をリフォームできる方法

お得にセメント瓦をリフォームできる方法

お得にセメント瓦をリフォームするためにも、下記の方法を検討しましょう。

お得にセメント瓦をリフォームできる方法

  • 補助金を活用する
  • 火災保険を活用する
  • 外壁塗装のタイミングに合わせる

それぞれを詳しく解説します。

補助金を活用する

セメント瓦のリフォームには、国や地方自治体から補助金がでるケースがあります。

各補助金に関する詳細は下記のとおりです。

事業・制度 補助対象 補助率・補助額
屋根の耐風診断及び耐風改修に関する事業
  • 瓦屋根の耐風診断
  • 診断費の2/3
  • 最大2.1万円/棟
  • 瓦屋根の耐風改修工事
  • 工事費の23%
  • 最大55.2万円/棟
長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 性能向上リフォーム工事に要する費用
  • 子育て世帯向け改修工事に要する費用
  • 補助対象費用の1/3
  • 最大80から160万円/棟など

「屋根の耐風診断及び耐風改修に関する事業」などを利用すれば、台風や地震対策として最大55.2万円/棟の補助金がもらえるケースもあります。

屋根だけでなく家全体の大規模リフォームをおこなう場合は、長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金が活用できる可能性があります。

どのような補助金がつかえるかは、年度や時期によって異なります。まずは、施工業者に問い合わせて、つかえる補助金があるかどうか聞いてみましょう。

火災保険を活用する

もしも自然災害で屋根が壊れた場合、その修理費用を火災保険で補償してもらえることがあります。

一般的な適用条件は下記のとおりです。

火災保険の適用条件

  • 突発的な自然災害が原因である
  • 保険の契約内容に「風災、雹災、雪災」が含まれる
  • 修理費用が免責金額(自己負担額)を超える

経年劣化による雨漏りは、保険適用外になります。また屋根材のグレードを上げる場合も火災保険は適用されません

最近「屋根工事はすべて火災保険で補修できる」と契約をせまる悪徳業者が問題になっています。火災保険の活用する際は注意しましょう。

外壁のタイミングに合わせる

外壁や屋根塗装で一般的につかわれる塗料の耐用年数は、10~15年程度です。外壁塗装のタイミングとあわせて屋根を工事すると、それぞれで工事をおこなうよりも足場代15~30万円を節約できます。

【屋根業者の選び方】後悔しないための4つのポイント

屋根業者の選び方

屋根業者を選ぶときのポイントは4つあります。

屋根業者を選ぶときのポイント

  • 瓦の専門知識がある業者を選ぶ
  • 口コミや評判を調べる
  • 現地調査をして報告書を提出してもらう
  • 見積もりの書き方をチェックする
後悔しないためにも、詳細を把握しておきましょう。

瓦の専門知識がある業者を選ぶ

屋根工事のなかでも、瓦屋根の工事は専門性が高い分野といえます。工事には、瓦の種類や特性、施工方法に詳しい業者を選ぶようにしましょう。

業者選びで失敗しないためには、過去の施工事例や保有資格、業界での経験年数などを確認することが大切です。質問に対して具体的でわかりやすい説明ができるかどうかも、専門知識の有無を判断する目安になります。

口コミや評判を調べる

インターネット上の口コミサイトや、知人からの紹介情報は貴重な判断材料となります。注目すべきポイントは、工事の品質だけでなく、アフターサービスの対応や、トラブル発生時の誠実さです。

「工事後もずっと付き合っていける業者かどうか」を判断するようにしましょう。

現地調査をして報告書を提出してもらう

信頼できる屋根業者は、現地調査をおこない、詳細な報告書を提出するのが一般的です。報告書には現状の屋根の状態、問題点、必要な工事内容などが具体的に記載されています。

報告書の内容が曖昧だったり、現地調査なしで見積もりを出したりする業者は、追加料金やトラブルが発生しやすいので避けるようにしましょう。

見積もりの書き方をチェックする

見積書を受け取ったら内容を確認し、使用する部材や作業内容が詳しく記載されているか確認しましょう。

「〇〇修理一式:〇〇万円」といった簡易的なものではなく、しっかりと費用の内訳が記載されているかを確認することが大切です。

チェックする内容

  • 見積書に項目ごとの詳細な内訳があるか
  • 使用する材料の種類、メーカー、品番が明記されているか
  • 工事範囲が図面や写真で明確に示されているか
  • 足場設置費用が含まれているか
  • 廃材処理費用が含まれているか
  • 追加工事が必要になった場合の対応方法が明記されているか

まとめ

セメント瓦の耐用年数は30年~40年

本記事では、セメント瓦の耐用年数や適切なメンテナンスのタイミングなどについて解説しました。

セメント瓦のメンテナンスポイント
  • セメント瓦の耐用年数は30〜40年
  • セメント瓦自体に防水機能はない(塗膜で防水)
  • 10~15年にいちどは塗装が必要
  • 塗膜の剥げやコケなどは、メンテナンスが必要なサイン
  • 屋根の塗り替えは2~3回が限度
  • おそくとも築30年までに葺き替えを検討するのがおすすめ

信頼できる屋根修理業者をお探しの方は、屋根外壁お助け本舗にお任せください。厳しい基準を満たした加盟店のみをご紹介しています。現地調査から見積もりまで無料で対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

セメント瓦は、定期的にメンテナンスをおこなわないと住宅の寿命を縮めてしまいます。劣化のサインやメンテナンスサイクルなどを正しく理解して、ベストな判断をしましょう。

瓦屋根の耐用年数でよくあるQ&A

セメント瓦の葺き替え時期は?

築30年以上または3回以上塗り替えている場合は、屋根の葺き替えが必要な時期にきているといえます。

>>葺き替えが必要なケース

セメント瓦の塗装は何年ごとにするべきですか?

セメント瓦の塗装は、10〜15年ごとが目安になります。

>> 【資産価値を左右】セメント瓦のメンテナンス周期、タイミング

セメント瓦にアスベストは使われていますか?

2004年以前に施工されたセメント瓦には、アスベストが含まれている可能性があります。

工事前に専門業者へ確認するのがおすすめです。

>> アスベスト対策が必要になる場合もある

※1 対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
※2 お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります
※3 出張費には別途部材代、作業費が発生します
※4 施工内容によっては再発保証がつかない場合がございます

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福岡在住の建築士ライター。 設計事務所でのアシスタントを経て、リフォーム会社の営業設計として勤務。補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当した。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。日々の幸せは夫や息子と談笑すること。

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